2007年1月21日 (日)

持ち込みから生まれた本

持ち込みから生まれた本

 前回、「持ち込み」に役立ちそうな情報をおしらせしましたが、その関係の情報をもう一つ。
 私が教えていた翻訳学校、フェロー・アカデミーには、アメリアという会員組織がありますが、そこのウェブページに「持ち込みから生まれた本のコーナー」というのが公開されています。
 会員・非会員を問わず、著者や翻訳者が出版社に持ち込んで、出版にこぎつけた本を紹介するページです。私はまだ持ち込みから生まれた本はありませんが、そうやって出版した仲間を何人かご紹介して、その情報も載っています。
 持ち込みを考えていらっしゃる方は、一度のぞいてみてください。本によっては、出版の経緯なども載っていて、なかなか興味深いですよ。えっ、この本が持ち込み? という本もありましたし。
 ご自分の本を載せてほしいという方は、 ページの上のほうに「情報の送信要領」を書いたページへのリンクがありますので、そこからどうぞ。
 ちなみに、私は自分の翻訳の仕事に専念したいと思い、翻訳学校で教えるのを一昨年でやめました。でも、上のように何かと連絡がありますので、これからも翻訳に役立ちそうな情報があったら、ご紹介したいと思います。
 今回ご紹介したページは、アメリアがやっている「ブックハンター養成講座」の関連ページです。持ち込みって何? と思われた方は、この講座の説明を読むと、おわかりいただけるかもしれませんね。

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2005年8月31日 (水)

春の学期が終了しました

春の学期が終了しました

 一昨日の補講につづいて昨日も授業があり、これで春からの学期が終了。昨日はひきつづき、シノプシスの話をしました。私はシノプシスを書くときは、自分がこの作品を翻訳するとしたら、という視点が欠かせないと思っています。そういうつもりで作品を読むと、自分の好みに合っているかどうかよりも、作品の構成や表現方法のほうがはっきり見えてくるような気がします。「この作品、嫌いだな」と思ったときも、さっと翻訳者の視点に切り替えることができれば、比較的楽に作品とつきえるのではないでしょうか。もちろん読者代表としての感想もだいじだと思うので、そのへんのおりあいというか、具体的な例というか、授業ではそういうことをお話ししました。
 それにしても、補講の日取りがここしかとれなかったとはいえ、2日間つづけて夜間の講義はけっこうきつかったです。受講生のみなさんも、ほんとうにおつかれさまでした。

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2005年8月29日 (月)

今日は補講日

今日は補講日

 今日は教えている翻訳学校で、5月に休んだ分の補講日。私のクラスでは、いつもは小説や児童書から伝記、科学読み物にいたるまで、さまざまなジャンルの課題を実際に翻訳する演習をやっています。でも、毎期、最後の2回だけはシノプシス(あらすじ)を書く演習です。
 この演習をやるたびに、シノプシスを書くってむずかしいなと思います。特に、自分の好みでない作品がきてしまったとき。好きでない作品は、どうしてもケチョンケチョンにやっつけたくなりますよね。ペンの力で何かを切り捨てるって、けっこう気持ちいいことですし。
 でも、切り捨てて自分がすっきりするだけでは、もったいない。仕事として引きうけたのだったら、感情に流されてしまっては損です。翻訳家の卵にとってシノプシスとは、出版社の方たちに自分の文章を読んでもらえる絶好の機会なのですから。
 でも、そう思えば思うほど、目の前の作品が気にくわないときは、こまってしまいます。では、どうしたらいいのか。どんな立場に立って書いたら、資料として出版社に役立ててもらえるか。今日と明日は、そんな話をしていきたいと思っています。

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2005年8月 2日 (火)

学校で新学期の案内パンフをもらった

学校で新学期の案内パンフをもらった

   教えに行っている翻訳学校で、10月からの新学期の案内パンフをわたされた。そうか、この学期もあと4回で終わりだし、10月にはまたちがう受講生に出会うわけだ。学校のホームページにも案内が出ているので、興味がある方は見てみてください。
https://www.fellow-academy.com/sitemap/index.html
 私は、通学コースの文芸基礎という講座を教えています。

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2005年7月26日 (火)

台風で休講

台風で休講

  今日の翻訳学校の授業は台風で休講。
 台風や大雪で休講になるのは、非日常という感じがして楽しい(?)のだけれど、補講の日程を決めなければならないので、気が重い。ただし、今回は授業の進み具合の関係で、可能な日がほかになく、あっさりとお盆休み中に決定。どうしても出られない人が出てきたら、プリントなどで中身をつたえるしかない。あーあ、お盆休みは、わずか一週間に。受講生も、その間にシノプシスの演習をやらなければならないから、たいへんだ。

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2005年7月 5日 (火)

今日はまた出講日

今日はまた出講日

  今日はまた、教えている翻訳学校の出講日。
 全18回のコースのうち11回目で、前回から短編小説をやっている。
 毎期、ほぼ同じ課題を使っているのだけれど、受講生のほうが入れ替わるので、いつまでたってもハラハラどきどき。そのかわり、いつも新鮮な気持ちで向かいあえる。
 このころになると、初回とはまったくちがうすばらしい原稿をもってくる人がいて、いつも驚かされる。逆に、壁にぶちあたって悩みはじめる人も。でも、私が翻訳学校に通っていたころのことを思い出すと、壁にぶちあたったときって、チャンスなんですよね。

  ホームページのほうは、フレームのページをつくってみたり、いろいろやっているのだが、肝心の構成が決まらない。うーむ。

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