書籍のネット注文について、あの本屋さん(e-honのことです)どこだっけと調べていたら、たまたまこちらに辿り着きました。
翻訳がでたのですね。おめでとうございます(訳者さんと(これからの)読者さんともにおめでたいことです)。
泣く泣く英語の「お勉強」をしてるなかで、古い本ですけどロビンソンのWhen Marnie was thereを読んで、しばらくして、シャロン・クリーチのWalk two moonsなどに出会い、本当に泣けてしまう名作だったことから、たまに児童書を読むようになりました。そういうなかで、ルース・ホワイトのこの本も(とばし読みなので正確には読めていないでしょうけれど)読みました。よかったです。続のほうは続きが読みたくて、ハードカバーの時に買ってしまいました。
姪にも読ませたいので、ぜひ、続編も翻訳がでることを祈っております。
素晴らしい本が、t-mitsunoさんの手によって紹介されますことを!
コメント
t-mitsunoさま
先日朽木さんに教えていただきました。気がつかずおそくなりました。
この物語はとても今日的です。ひとつはあまりにも困難なことに遭遇したとき、子どもはどう自分をありのままみつめていくことができるのだろうか?と思います。たとえば親の離婚、子どもは自分のせいではないかと悩みます。それを自分のこととして読むことができるのは、内容だけでなく訳の力が大きいことを感じます。感情を押さえ込んだ日本語のつかい方はとても良かったです。
投稿: 会留府 | 2009年4月 4日 (土) 00時27分
会留府さま
このブログにコメントをいただけて、光栄です!
わたしも原作を読んだとき、1950年代のお話なのに、いまの子どもの気持ちに通ずることがいっぱい書かれている作品だと思いました。
会留府さんがコメントにお書きになっていることもそうですし、親の苦しみを親といっしょに感じて、子どもでありながら親を支える立場になってしまっている、主人公のような子が、いま、おおぜいいるように思うのです。
わたしはウッドローの話して聞かせるお話がすごく好きだったのですが、母親に対する気持ちが揺れ動くにつれて、そのお話が変質していきますよね。これは訳していて、ちょっとつらかったです。
逆に、主人公のふたりが、たがいに兄弟のような相手を得、さらにその絆が深まっていくという展開は、わたしまでうれしくなりました。
身近に子どもがいるわけでもなく、人に誇れるほど児童書を読んでいるわけでもないわたしが、児童書やヤングアダルト向け小説の翻訳をやっていていいものだろうかと、ずっと思いながら訳してきましたが、児童書のプロ中のプロである会留府さんのお言葉に、ものすごく励まされました。
これからも、目の前の本を一冊一冊ていねいに翻訳していこうと思います。ありがとうございました。
t-mitsuno
投稿: t-mitsuno | 2009年4月 5日 (日) 23時22分
書籍のネット注文について、あの本屋さん(e-honのことです)どこだっけと調べていたら、たまたまこちらに辿り着きました。
翻訳がでたのですね。おめでとうございます(訳者さんと(これからの)読者さんともにおめでたいことです)。
泣く泣く英語の「お勉強」をしてるなかで、古い本ですけどロビンソンのWhen Marnie was thereを読んで、しばらくして、シャロン・クリーチのWalk two moonsなどに出会い、本当に泣けてしまう名作だったことから、たまに児童書を読むようになりました。そういうなかで、ルース・ホワイトのこの本も(とばし読みなので正確には読めていないでしょうけれど)読みました。よかったです。続のほうは続きが読みたくて、ハードカバーの時に買ってしまいました。
姪にも読ませたいので、ぜひ、続編も翻訳がでることを祈っております。
素晴らしい本が、t-mitsunoさんの手によって紹介されますことを!
投稿: shin | 2009年12月10日 (木) 00時00分
shinさま
コメントをありがとうございます!
英語の「お勉強」の中で、この本の原書に出会われたとか。
すばらしいアンテナをお持ちですね。
わたしは原文のごつごつした感じが好きでした。
あれは作品の背景であり、作者の血の中にあるといってもいい、南部という土地柄から来るものかもしれませんね。
訳本も読んで比べてみてください。
苦心の跡がおわかりいただけると(笑)思います。
続編、出るといいんですけどね。
t-mitsuno
投稿: t-mitsuno | 2009年12月10日 (木) 09時51分